新庄監督【一問一答まとめ】「優勝なんか目指さない」「僕は野球が好きなんだ」
日本ハムの新庄剛志監督が(49)が4日、北海道札幌市内で就任会見を行った。ワインレッドのスーツに大きな襟を立てた白いシャツ、口元にうっすらとヒゲをたくわえ、サングラスをかけて会場入りした。
主な一問一答は以下の通り。
(会見冒頭)
「22人目の監督に選ばれ、非常にうれしい。選手兼監督という形で契約を結ばせてもらいました」(隣の川村社長からツッコミを受け)「そうでした。これからは顔を変えずチームを変えていきます」
-球団からは勝利、ファンサービスを求められている。
「優勝なんか一切目指しません。高い目標を持ちすぎると、うまくいかない。1日1日地味な練習をする。そして9月になって優勝争いをしていたら、そこの気合の入りかたは違ってくる。優勝なんか目指しません」
-オファーを受けて、相談は。
「相談するタイプじゃない。相談するのは自分自身。(受けると決めたのは)1秒、1秒。やります!お願いします、と」
-名刺のビッグ・ボスの意味は。
「監督ってみなさん言わないで。ビッグ・ボスでお願いします。バリ島の方でビッグ・ボスと呼ばれていたので」
-トライアウトから野球に接近。
「もちろん選手にもなりたかった。最終的な目標はここだった。僕は野球が好きなんだから」
-プロ野球の印象。
「コロナという時代で、ちょっと暗かったような印象はありますね。僕が帰ってきたからにはコロナはなくなり、球場は満員になります」
-どうチームを変えていくか。
「まずは顔を変えていこうかな。(社長に)いいですか?メンタル的なものに関しては引き出す力が自分にある。メンタル的な部分を鍛えながら。チームにピッチャー3人、野手4人のタレントを作り上げていけば。そのときはもう強くなっていると思うので」
-再建プランは?
「よその球団にパクられたくないから言いたくないんだけど、天井から降りたいな、選手も一緒に降りたい」
-SNSについて。
「本当は今の時代、SNSはものすごく大事。できたら試合中にインスタライブとかさせてもらったら最高かな。そのへんは話し合いを詰めていきます」
-代打・オレは?
「あと一回、トライアウトを受けるチャンスがあるので。それは今考えています。そこで監督の僕があの選手いいやん、とったろうかなというのは頭の中にあります。あとは球団と相談したい」
-新庄流のスローガンは。
「夢はでっかく、根は太く。土台をしっかり作って、夢に向かって突き進んでいきたい」
-背番号は。
「僕のイメージってやっぱり1番じゃないですか。やっぱり主役は選手。スター候補を僕が育てて、その子に1番をつけてあげたい。それまでは(手を挙げながら)僕がつけまーす。目立ちたいので。ありがとうございまーす」
-監督としての夢。
「世界一の球団、世界一のチームにしたいです。そのためには全国のファンの力は大事であって」
-プロ野球をどう変えたい
「まずは作戦面、こういう野球でヒットを打たなくても点は取れるんだぞ。作戦面での面白さ。他の球団にマネされるような感じには考えている。早く選手と会って話をしていきたい」
-ノムさんからの継承は
「実は野村監督とは野球の話をしたことがない。(モノマネ)『洋服は何がいい?』『ベルサーチいいですよ』『ベルサーチって何や』。僕の個性というかアイデアを優先して、プラスいろんな監督のいいところ、吉村さんの考えをミックスして」
-監督としての明言の続きは
「これからはセ・リーグではない。パ・リーグでもない。メジャーでもない。これからは新庄剛志です。それしか浮かばない。普通に会話したことが明言になっちゃうので。これからどんどん出てくると思います。期待しておいてください」