ソフトバンク藤本新監督「日本一目指す」 「プロ野球人として最高峰のポジション」

 ソフトバンクの藤本博史監督(57)の就任会見が29日、ペイペイドームで行われた。4位に終わったチームの再建は、選手、指導者として30年近くをホークスで過ごした新監督に託された。

 新指揮官は「プロ野球人として最高峰のポジション。やりがいがあるのではと思って決めた」と決断の理由を明かし、「来年はAクラスと言わず、やる限りは優勝、日本一を目指したい」と力強く言い切った。

 2011年に2軍打撃コーチに就任してからは、若手育成に注力してきた。11年に入団した柳田、現在売り出し中のリチャードを育てた手腕は確かだ。チームは世代交代期に入っており、「レギュラーは決まっていない。若い選手にも十分チャンスがある」と、横一線の競争を強調した。

 目指す「藤本野球」については「チャンスに強い打者にたくさん出てきてもらいたい。(得点を)取れるところで取る。そういう野球をしたい」と説明した。背番号は、今季まで指揮を執った工藤前監督が背負った「81」になる見込み。「(前監督らの実績に)近づくために番号をもらいたいと思います」。秋山幸二、工藤公康と名将がつけてきた番号を背負い、新監督が常勝球団の再建に挑む。

 ◆藤本 博史(ふじもと・ひろし)1963年11月8日生まれ、57歳。大阪府出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。天理から81年度ドラフト4位で南海(現ソフトバンク)入団。90年7月7日・日本ハム戦(浜松)でサイクル安打。98年オリックス移籍後、同年現役引退。通算成績は1103試合、715安打、105本塁打、419打点、打率・235。2011年からソフトバンクで2軍打撃コーチ、1軍打撃コーチ、3軍監督を歴任。今季は2軍監督を務めていた。

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