ソフトバンク・長谷川が涙の“引退試合”で執念ヘッド 代打で一ゴロも大きな拍手

ソフトバンク・長谷川勇也
ソフトバンク-日本ハム戦の7回、一ゴロに倒れ、ヘッドスライディングする代打長谷川=21日、ペイペイドーム
7回ソフトバンク1死二塁、一ゴロに倒れた代打長谷川=ペイペイドーム
3枚

 「ソフトバンク-日本ハム」(21日、ペイペイドーム)

 今季限りで現役引退を表明しているソフトバンクの長谷川勇也外野手が0-0で迎えた七回1死二塁、松田の代打で登場した。

 外野の大型ビジョンに「打撃一閃」の文字が浮かび、大きな拍手に包まれる中で打席に向かった。

 打てば先制の場面。日本ハム先発の伊藤も手加減など一切なし。3球目には150キロの直球で空振りを奪った。そして4球目、122キロのチェンジアップに泳がされてボテボテの一塁ゴロ。長谷川はベースカバーに入った投手との競争になった。最後は、気迫あふれる長谷川らしくヘッドスライディングで安打を狙ったが、間一髪アウトになった。悔しがる長谷川は地面に寝転がったまま天を仰いだ。

 ベンチに戻ると涙を浮かべていたが、2死三塁となって次打者の甲斐が先制の12号2ランを左翼席に叩き込んだ。この一打でベンチもスタンドも大興奮。長谷川は感激の大号泣で、チームの先制を喜んだ。

 06年大学・社会人ほかドラフト5巡目で専大から入団し、ソフトバンク一筋15年。卓越したバットコントロールを武器に3年目にレギュラーを獲得。13年には打率・341、198安打で首位打者と最多安打2冠に輝いた。

 右足首負傷後も、出場機会を減らしながら代打の切り札として貢献。「打撃職人」や「求道者」の異名をとるほど技術を磨くことにこだわり、その理論を若手にも惜しみなく伝授してチーム内でも慕われていた。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス