DeNA・中井が引退試合で涙の右前打 古巣相手に代打で執念の一打

 7回、現役最後の打席で安打を放つ中井(撮影・高石航平)
 7回の球団歌時に巨人時代の中井のタオルを掲げる巨人ファン(撮影・高石航平)
 7回、現役最後の打席を安打で締め、代走の知野と笑顔でタッチをかわす中井(撮影・高石航平)
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 「DeNA-巨人」(20日、横浜スタジアム)

 今月5日に戦力外通告を受け、現役引退を決断したDeNA・中井大介内野手(31)が現役最後の打席に立った。

 2-3と1点ビハインドの七回無死。大貫の代打で登場すると大喝采。負けられない巨人・畠も真剣勝負で臨んだが、カウント1-1から148キロの直球を捉え、右前に安打を放った。

 スタンドから大きな拍手を送られ、代走の知野とグータッチを交わすと、中井は涙を流しながらベンチに下がった。

 中井は07年度高校生ドラフト3位で巨人入団。13年には48試合に出場し、打率・324の成績を残した。だが、その後は伸び悩み、18年オフに戦力外通告。元同僚のラミレス監督が指揮していたDeNAに加入したが、今オフに2度目の戦力外通告を受けていた。その後、14年間の現役生活に終止符を打つことを決めた。

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