オリックス5位の大阪桐蔭・池田は練習の虫「いずれは首位打者」

 オリックスからドラフト5位で指名された大阪桐蔭・池田陵真外野手(18)が20日、大阪府大東市内の同校で牧田勝吾編成部副部長、谷口悦司担当スカウト、乾絵美スカウトから指名あいさつを受けた。池田は「チームを勢いづけられるような選手になりたい。いずれは、一つの目標でもある首位打者を取りたいです」とビッグな目標を掲げ、プロでの躍動を誓った。

 小6時には当時、乾スカウトがコーチを務めていたオリックスジュニアに所属した経験を持ち、縁のある球団と結ばれた。谷口スカウトからなじみある帽子を受け取ると「しっくりきます」と笑顔を見せ、「プロで勝負していきたいという気持ちが高まった。入団までにもっと力を付けていきたい」と目を輝かせた。

 球団からの期待も大きい。担当の谷口スカウトは「3月の練習試合だったかな?愛工大名電の田村君からバックスクリーン右にライナーでホームランを打ったことがあって。それが今でも忘れられない一本だった。体は小さい(身長172センチ)ですけど、ミート力は森友哉(西武)に近いものがあると思っている。プレーを見てても物怖じしないし、チームを引っ張る若手がほしかったうちにピッタリだと思う」とベタ褒めした。

 野球に対する姿勢も評価されている。西谷浩一監督によれば「今の時代にここまで練習する子はいない。休まそうと思っても、見ていないところでひたすらバットを振っている」と言うほど、練習の虫だという池田。印象的だったのは、今夏の甲子園2回戦で近江に敗れた日の夜。仲間が落ち込んでいる中、池田は1人でバットを振っていたという。「夏負けた後はさすがに自分も落ち込んでいたんですけど、池田は1人で素振りしていた。『他の子とはちょっと違うな』と感じた」と多数の選手をプロに輩出してきた西谷監督を驚がくさせた。

 目標とする選手には、吉田正尚に加えて高卒1、2年目で活躍している来田と紅林の名前も挙げた。「一つずつ力を付けて同じスタートが切れたら」と意気込んだ池田。これまで以上にバットを振り込み、オリックスをけん引する選手へと成長していく。

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