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松坂大輔、引退会見で涙 妻からの「お疲れ様でした」に「感謝と申し訳ない気持ち」

 西武の松坂大輔投手が19日、埼玉県所沢市内で引退会見を行った。時折目を潤ませながら、思いを語った。松坂は20年7月に右腕のしびれを訴え、脊椎内視鏡頚椎手術を受けて、シーズン中の登板はなし。今季も右手のしびれの影響から実戦登板のないまま7月7日に現役引退を発表していた。

 「本日はお忙しい中、ありがとうございます。今シーズンをもちまして引退することを、ここにご報告させていただきます。よろしくお願いいたします」そうあいさつして、引退会見はスタートした。

 松坂は会見で家族への感謝の思いを明かした。

 家族について問われると、暫く言葉を失った。「だから会見したくなかったんですよね…」と話すと、その目には涙が浮かんだ、しばらく間を置いて「ちょうど、辞めると決断したときに妻に電話したんですけど、ちょうど息子がいて…『本当に長い間お疲れ様でした』と言われましたし、僕の方からも、『長い間サポートしてくれてありがとうと』いう言葉を伝えました」と明かした。

 引退を正式に告げた日の心情も語った。

 「家族も僕の体の状態を分かっていましたし、実際に辞めるよと言う前にもう、そろそろ辞めるかもねという話をしたときは喜んでいたんですけどね、遊ぶ時間が増える、うれしいと。実際に報告したときにはみんな泣いていたので。でも僕には分からない感情が妻や子供たちにはあったと思うし、それを知ってあらためて感謝の気持ちと同時に、申し訳なかったなという気持ちがありましたね」

 引退を決めたことで、「感謝」「申し訳ない」という初めて芽生えた感情もあったという。

 「妻と結婚してもらう時も、批判の声だったり、たたかれることもたくさんあると思いますけど自分が守っていくからと言って結婚したんですけど、半分以上、それができなくて、本当に申し訳なかったなと思います。妻は本当に関係ないところで大変だったと思いますし、気持ちの強い人ではなかったので迷惑を掛けたと思いますし、その中でここまでサポートしてくれてありがとうございましたと、あらためて言いたいですね」。妻・倫世さんへの心のこもった言葉を口にした。

 引退後に家族とやってみたいことを問われて、こう答えた。

「最近、家の庭で野菜を育てたりしているので、そういうところをみんなで楽しみながらやっていきたいと思いますね。そういう大したことじゃないかもしれないけど、これからそういう時間を増やしていきたいなと思います」。家族への恩返しに費やしていく。

 ◆松坂 大輔(まつざか・だいすけ)1980年9月13日生まれ、41歳。東京都出身。183センチ、93キロ。右投げ右打ち。投手。背番号18。横浜高時代の98年春夏全国制覇。同年度ドラフト1位で西武入団。99年4月7日・日本ハム戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発初勝利。最優秀防御率2回、最多勝3回、最多奪三振4回、新人王、沢村賞、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞7回。2007年にポスティングシステムでレッドソックス移籍。13年途中からのメッツを経て、15年にソフトバンクで日本球界復帰。06・09年WBC日本代表(いずれもMVP)。

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