楽天・島内スポンサー継続つかむん打 V打でジョーク「広報活動として2位以上に」
「西武1-2楽天」(9日、メットライフドーム)
独特な感性を持つ4番が仕事を果たした。楽天・島内宏明外野手(31)が同点の九回に決勝打。2位・ロッテに1・5差に接近し、本拠地でのCS開催も視界に捉える。4戦連続適時打で好調の背番号35は、仙台開催への強い決意をにじませた。
「いやらしい話になるんですけど、2位以上になったらスポンサーの方々が(契約を)継続してくれる。広報活動として2位以上にはなりたいと思っているので、みんなで頑張っていかないといけないなと思いますね」
試合後はそう言って報道陣を笑わせながらも、同点の九回1死一、二塁はリベンジに燃えていた。前打席の七回2死満塁は遊飛に倒れ、「久々に悔しかった」。その思いをバットに乗せて中前適時打。塁上ではガッツポーズも飛びだした。
これで92打点とし、球団史上3人目のシーズン100打点にも手が届く位置にまできた。「僕が打たないとなかなか勝てないので、もっと打ちたい」。自覚もユーモアも十分の島内がチームを乗せていく。