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ソフトバンク工藤監督 今季限り辞任 後任は小久保ヘッド昇格や外部から招聘も

 ソフトバンクの工藤公康監督(58)が今季限りで辞任することが9日、分かった。就任から過去6年で日本一5度。手腕を高く評価する球団から、夏以降に複数回の続投要請を受けたものの、集大成と位置づけていた今季は下位に低迷している責任も負い、意向を固めて申し入れた。球団は小久保裕紀ヘッドコーチ(50)の昇格や外部からの招聘(しょうへい)も含めて後任人事を急ぐ。

 球史にその名を刻む名将が、7年の長期政権に幕を下ろす決意を固めた。工藤監督は就任1年目でのリーグ優勝、日本一を皮切りに、昨季まで6年間は全て2位以上で日本一を5度達成。2年契約最終年の今季は、リーグ連覇と5年連続日本一を目指した。

 だが、かつてない苦しい戦いを強いられた。投手陣ではモイネロと森を欠く期間が長く、昨季まで磐石だった終盤の強さを発揮できなかった。

 打線でも主軸のグラシアルが故障で5月から不在。主力がこぞって不振を極め、昨季盗塁王の周東が力を発揮できないまま離脱するなど、慢性的な得点力不足に悩んだ。

 常々「ホークスは勝ち続けなければいけないチーム」と口にしてきた指揮官。8年ぶりのBクラスの危機に陥っており、自らけじめをつけた。

 工藤監督は秋山前監督の辞任を受け、指導者経験のないまま2014年オフに就任した。当時は筑波大大学院でスポーツ医学を学んでいたが休学。「王会長じゃなかったら受けていなかった」という決断だった。

 リーグ連覇の可能性は完全消滅目前だが、逆転CS進出の可能性は残っている。優勝請負人は最後の1アウトまで全力でタクトを振る。

 ◆工藤 公康(くどう・きみやす)1963年5月5日生まれ、58歳。愛知県出身。現役時代は左投げ左打ちの投手。名古屋電気(現愛工大名電)から81年度ドラフト6位で西武入団。95年にダイエー(現ソフトバンク)移籍後、巨人、横浜(現DeNA)再び西武と渡り歩き、計11度の日本一を経験。86、87年の日本シリーズMVP。実働29年は歴代1位タイで、通算635試合224勝142敗3セーブ、防御率3・45。15年にソフトバンク監督に就任し、リーグ優勝3回、日本一5回。

 ◆小久保 裕紀(こくぼ・ひろき)1971年10月8日生まれ、50歳。和歌山県出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。星林から青学大へ進み、92年バルセロナ五輪で銅メダル獲得。93年度ドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)入団。95年に本塁打王、97年に打点王を獲得。2004年に巨人へ移籍し、07年にソフトバンクに復帰した。通算2057試合、2041安打、413本塁打、1304打点、打率・273。13~17年は日本代表監督を務めた。今季からソフトバンク1軍ヘッドコーチ。

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