山口KO 巨人先制も逆転負け4連敗 V消滅最短12日

 「広島6-2巨人」(8日、マツダスタジアム)

 敗戦が決まると巨人ベンチの選手は、ぼうぜんとなった。グラウンドに広がる赤い歓喜の輪をジッと見つめた。痛恨の逆転負け。ショッキングな4連敗。リーグ2連覇中のチームは、意地を見せることすらできなかった。

 連敗ストッパーに指名された山口が、あまりにも簡単に打ち崩された。2点リードの二回に2点を失い、同点に追いつかれた。五回には1死一、二塁からの四球で満塁のピンチを招くと、坂倉に勝ち越しの2点適時打を許した。原監督の我慢も限界に達し、ここで降板となった。

 指揮官は「なかなか、思ったところに投げられてないのかなという感じ」と語った。右肘違和感で2日の先発を回避した山口は、抹消されないままこの日を迎えたが、五回途中でKO。先発の一角が7月7日以来、約3カ月も白星がなく7連敗という事実は重い。

 打線は初回に22イニングぶりに得点するなど、二回までに2得点。だが、三回以降はスコアボードに0を並べてしまったことが、もどかしい。「2点取ったからということで、ほめられるものでは、ないとはいえね。勢いがつきそうだけれど、なかなか、というところ」と言葉を絞り出した。

 ヤクルトとは9・5ゲーム差。リーグV消滅は最短で12日。このままズルズルいくわけにはいかない。

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