大阪桐蔭・前田 宿敵相手に9回3失点完投 履正社倒して大阪大会決勝進出

 「秋季高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭5-3履正社」(3日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が宿敵・履正社との直接対決を制し、決勝進出と8年連続の近畿大会出場を決めた。

 中学時代に世界一を経験した1年生が躍動した。大事な一戦を任された前田悠伍投手が、9回を7安打3失点(自責点1)で完投。「履正社だからと気負うことなく楽しんで投げられた」と、最速143キロのキレのある直球を軸に圧巻の投げっぷりを披露した。この1週間は履正社対策として、左打者へのインコース攻めを強化。「三振も取れたので結構よかった」と手応えをつかんだ。

 長年、大阪でしのぎを削ってきた履正社・岡田監督が来年3月末で勇退する中、ライバルとの新チーム“初戦”を制した。西谷浩一監督(52)も「ゲームを作るのは前田が一番だと。まだまだこれからだと思う」と期待を寄せる。成長著しい1年生左腕が、まずは大阪の頂点に立つ。

 ◆前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年8月4日生まれ。滋賀県長浜市出身。179センチ、76キロ。左投げ左打ち。小2から野球を始め、オリックスジュニアに選出。高月中時代は湖北ボーイズでプレーし、1年時にカル・リプケン12歳以下世界少年野球日本代表で世界一を経験。最速143キロ。持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム。

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