「楽天－ソフトバンク」（２０日、楽天生命パーク宮城）

　楽天・田中将大投手が今季自己ワースの５失点。３点のリードを守れず、逆転を許して降板した。５回８５球を投げて８安打５失点だった。

　味方が二回に３点を先制。自身も序盤は相手打線を１安打に抑えるなど、順調に立ち上がったが四回に暗転した。１死から柳田に中前打を浴びると、次打者・デスパイネに左翼への２ランを浴びて、１点差に迫られた。

　さらに負の連鎖は止まらない。五回にも２死から川瀬に左前打とされると、次打者・栗原に右翼への逆転２ランを被弾。牧原大にも適時打を食らい、２死無走者からの４連打でこの回だけで３点を失った。険しい表情でマウンドを降りると、ベンチではうつむいたまま、しばらく動けなかった。

　右腕は７月１３日・ソフトバンク戦から白星から遠ざかっている。デスパイネ、栗原に一発を食らい、これで６戦連続被弾となった。