ロッテ佐々木朗が地元・東北で93日ぶり2勝目「荻野さんのお陰」好相性の先輩に感謝

 1回、先頭打者本塁打を放った荻野(0)を迎える佐々木朗(左隣)らロッテナイン
 2回のピンチをしのぎ、グラブをたたいてベンチに戻るロッテ・佐々木朗=楽天生命パーク
 5回、小深田(左)の一ゴロでベースカバーに入るロッテ・佐々木朗=楽天生命パーク
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 「楽天1-5ロッテ」(28日、楽天生命パーク宮城)

 ロッテ・佐々木朗が5月27日の阪神戦(甲子園)以来、93日ぶりの2勝目を挙げた。ロッテは3連勝で、3位・楽天とのゲーム差を「1」に広げた。

 岩手県陸前高田市出身の右腕が、地元・東北での初登板で成長した姿を見せた。

 立ち上がりは苦しんだ。2点の援護を受けた直後の初回。先頭・小深田を四球で歩かせた後、続くオコエは三ゴロ併殺に仕留めた。

 3番・浅村にはこの日最速の156キロを計測したが、またも四球。島内にも右前打を許して2死一、二塁とした。それでも岡島は154キロの直球で空振り三振。最初のピンチを切り抜けた。

 二回は簡単に2死を奪った後、2者連続で打ち取った打球が内野安打に。2死一、三塁とされたが、小深田はスライダーで空振り三振に仕留めた。

 三回は先頭のオコエを154キロで詰まらせた投ゴロ。2死後は島内から142キロのフォークで空振り三振を奪い、初めて三者凡退とすると、勢いに乗った。

 四回も2三振を奪って三者凡退に片付けた。勝ち投手の権利が掛かった五回も10球で三者凡退。六回からマウンドを譲り、84球で降板した。

 5回3安打無失点。7度目の先発で、初めて無失点での降板となった。降板後は「初回コントロールを乱してしまって、そこで球数を要してしまい、それが後々影響してしまったので、それは反省したいなと思います。0に抑えて5回まで最低限投げることが出来たので、次こそ長い回を投げられるように、そして0に抑えられるように頑張ります」とコメント。

 また、打線は初回に荻野が先頭打者弾で先制。佐々木朗が登板した7試合で3本目の先頭打者弾となり、「今日も荻野さんが初回にホームランを打ってくれたお陰で良い形でマウンドに上がることができました」と先輩への感謝も忘れなかった。

 佐々木朗は高卒2年目の今季1軍デビューし、ここまで6試合で1勝2敗、防御率3・73だった。

 ここまでの登板成績は以下の通り。

◆5月16日 西武戦 5回6安打4失点

◆5月27日 阪神戦 5回7安打4失点(1勝目)

◆6月10日 ヤクルト戦 6回4安打1失点

◆6月24日 ソフトバンク戦 5回1/3 5安打3失点(1敗目)

◆7月9日 日本ハム戦 5回8安打4失点(2敗目)

◆8月15日 オリックス戦 5回3安打2失点

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