「全国高校野球選手権・2回戦、三重2-0樟南」(20日、甲子園球場)
三重が準優勝した14年以来、7年ぶりとなる夏の甲子園で、初戦突破を果たした。
2年生エースの上山颯太投手が7安打完封。初回先頭にいきなり三塁打を許すなど苦しい場面を粘り強く乗り切った。「(公式戦で完封は)初めて。夢の舞台で試合ができて、いい結果ですごくうれしい」とほっとした表情。
県大会の直前に「落ちる球がほしくて」と練習を始めた「ツーシームとスプリットの間」という変化球を決め球に、「楽しむことを意識していた。わくわくして実力以上のものが出せた」と聖地で躍動した。