今大会7度目順延、2試合ずつ繰り上げ 休養日は死守、女子決勝は23日午後5時に

 「全国高校野球選手権」(19日、甲子園球場)

 異常気象の影響を受け、異例の事態が起こった。第1試合の近江(滋賀)-日大東北(福島)は五回2死満塁の近江の攻撃中に降雨のため中断。両校はベンチで2時間22分もの間、試合再開を待たされたが、結局ノーゲームが決定。第2試合の西日本短大付(福岡)-二松学舎大付(東東京)も早朝から甲子園入りしている選手の体調面を考慮して中止。両試合は20日に順延となった。大会史上最多を更新する7度目の順延。ノーゲームも2度目となった。

 今大会7度目の順延となったことで、大会本部は18日に続いて日程を再編した。この日の第1試合(近江-日大東北)、第2試合(西日本短大付-二松学舎大付)は20日にそのままスライド。予定していた以降の試合は2試合ずつ繰り上げとなった。

 試合を組み替えたことで23日までに登場する各チームは開始時間が変わっており、調整の難しさに直面することになる。「例年とはまったく違う動きになり、大変申し訳なく思っています」と大会本部。一方で3連戦回避のため準々決勝後に設定された休養日は、27日に死守した。

 ただ、今後の天候次第では予断が許さない状況だ。決勝となった29日に全日程を消化させたい方針。さらに順延が続けば過密日程は避けられない。男子の日程が変更となったことで、第25回全国高校女子硬式野球選手権の決勝は22日から23日午後5時に後ろ倒しとなった。同日は男子の2回戦1試合が午前8時に予定されている。

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