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前橋育英・皆川 苦難乗り越えチームけん引 夢の続きは兄とともにプロの道へ

 「全国高校野球選手権・2回戦、京都国際1-0前橋育英」(19日、甲子園球場)

 聖地にかけた思いが、最後にあふれた。「打撃で何とか返そうという気持ちだった。チャンスで4番の仕事ができず悔しい」。高校通算26本塁打の打力を発揮できず前橋育英(群馬)皆川は、3打数無安打。ゲームセットとともに涙は何度も頬を伝った。

 名前である岳飛の由来は「岳、山を飛び越える」-。主将としてチームを率い苦難を乗り越えてきた。脇腹を痛めた春の群馬大会では3回戦でコールド負け。敗戦のショックは大きかったが、自らの発案でポジションごとのミーティングを行い、プレーや練習への姿勢を互いに指摘し合うことで練習の質を高めた。夏の群馬大会はノーシードから勝ち上がり甲子園への切符をつかんだ。「不器用なキャプテンに付いてきてくれた仲間に感謝したい」と表情を緩めた。

 4歳上の兄の存在も大きかった。兄・喬涼は前橋育英で16年夏から3季連続甲子園に出場。現在は中大のエースで、兄弟そろって今年のドラフト候補として注目される。兄から「甲子園は感じたことのない場所だった」と言われた聖地での戦いは終わった。だが、続きはある。「必ず夢であるプロ野球選手になる。この負けをこれからの野球人生につなげたい」。その目に力が戻った。

 ◆皆川岳飛(みなかわ・がくと)2003年4月30日生まれ、18歳。群馬県館林市出身。右投げ左打ち。外野手。181センチ、79キロ。美園小1年から美園小サンダースで野球を始める。館林四中では軟式野球部に所属。前橋育英では2年秋の関東大会からベンチ入り。50メートル走6秒4、遠投115メートル。

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