巨人・中島 逆転2点適時打 前夜13失点リベンジ果たし首位と2ゲーム差死守

 2安打2打点でWピース。笑顔を見せる中島
 7回、逆転の2点適時打を放つ(撮影・佐藤厚)
2枚

 「ヤクルト2-3巨人」(18日、坊っちゃんスタジアム)

 勝ちへの道を切り開いたのは39歳のベテランだった。巨人・中島が七回に逆転の2点適時打を放った。終盤で試合をひっくり返し、勝った阪神とのゲーム差「2」をキープした。

 1点を追う七回1死二、三塁の好機に胸が躍った。「ヒーローになれる場面で回ってきたなと」。右前へしぶとく落とし、好スタートを切った二走の広岡も一気に生還。勝利への執念がこもった一打を「詰まった分、あそこに飛ぶのが自分の打ち方、特徴の一つかもしれない」と振り返った。

 後半戦が始まってから、最初の3試合は代打での1打席のみ。17日・ヤクルト戦からようやくスタメンに復帰した。チームは17日は13失点で大敗し、この試合も打線がかみ合っていなかった。悪い流れを断った中島は「やっと出番が回ってきて、出られる時に貢献もできてよかった」と手応えをにじませた。

 「今日はもう、数少ないチャンスでね。大城と目立ちましたね、ナカジ(中島)はね」と原監督。「いいところで打ってくれました」と先発起用に応えたベテランを絶賛した。

 負ければ阪神とのゲーム差が広がるだけでなく、6月24日以来の3位に転落していた。日米通算でプロ21年目のバットは健在。経験豊富な中島が勝負の後半戦で輝きを放っていく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス