二松学舎大付の左腕秋山VS西日本短大付の強力打線 甲子園見どころ

練習のため球場入りする西日本短大付ナイン=甲子園(撮影・佐々木彰尚)
練習を終えて引き揚げる二松学舎ナイン=甲子園(撮影・佐々木彰尚)
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 第103回全国高校野球選手権は19日、大会6日を迎える。18日にあった日程再編により、4試合を予定。各ゲームの見どころを紹介する。

 【第1試合】近江(滋賀)-日大東北(福島)

 近江はエース・岩佐直哉投手(3年)と2年生・山田陽翔投手の速球派右腕で必勝リレーを築く。新チームから扇の要に転向した島滝悠真捕手(3年)のリードがカギ。日大東北は“日替わり打線”で打順が入れ替わり、得点につなげる。今大会での退任を表明している宗像忠典監督に聖地星を贈りたい。

 【第2試合】西日本短大付(福岡)-二松学舎大付(東東京)

 西日本短大付は投打にバランスが取れている。林直樹内野手、三宅海斗捕手(いずれも3年)の中軸は強力。エース右腕・大島柊投手(3年)も今夏の福岡大会全7試合で先発するなどスタミナは折り紙付きで、同校夏10勝目へと導く。二松学舎大付は今秋ドラフト候補の最速146キロ左腕・秋山正雲投手(3年)がけん引。コースを突く投球にチェンジアップで緩急も自在に操る。

 【第3試合】京都国際-前橋育英(群馬)

 京都国際は今春センバツでの初出場から2季連続での聖地切符と勢いに乗る。2年生左腕・森下瑠大投手が春から一回り成長。同じく2年生で右腕の平野順大投手が復調すれば屈指の投手陣が形成できる。前橋育英は主将・皆川岳飛(がくと)外野手(3年)が大黒柱だ。4番として今夏の群馬大会では3本塁打と引っ張り、リリーフとして140キロ後半の直球も投げ込む。ノーシードから勝ち進んだ流れを生かし、同校として夏10勝目をつかみたい。

 【第4試合】作新学院(栃木)-高松商(香川)

 作新学院は開幕直前に部員の新型コロナウイルス感染が発覚したが、個別感染と判断されて出場にゴーサインが出た。夏の栃木大会を10大会連続で制してきた強豪は投打にバランスが取れている。高松商は今夏の香川大会5試合中3度の逆転勝ちで聖地にたどり着いた。侍ジャパン中学代表に選出された経験を持つ浅野翔吾外野手(2年)が、下級生ながら打線の軸を担う。

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