オリックス・吉田正 HRダービー初V 西武・山川との延長死闘制す

 「マイナビオールスターゲーム2021・第2戦、全パ4-3全セ」(17日、楽天生命パーク宮城)

 第2戦の試合前にホームランダービーが行われ、オリックス・吉田正が3試合の激戦を勝ち抜き、初優勝を果たした。賞金100万円をゲット。「非常に疲れましたけど、栗原選手がナイスボールを投げてくれたので、勝てて良かったですし、うれしいです!」。打撃投手を務めてくれた同郷・福井県出身の栗原に感謝した。

 2分間の球数無制限で、ホームラン数を競うルール。1回戦は岡本和を7対5で下し、村上との準決勝ではアクシデントが襲った。2本の柵越え後、右足付近に“死球”を受け表情をゆがめたが、その後4本の柵越えを重ね6対5で勝利した。

 決勝戦では16日に進出を決めていた山川と激突した。2分間では4-4で決着が付かず、延長戦に突入。先攻の山川は1分間で4本の柵越えを放ち、重圧をかけられたが、吉田正も2本の柵越え後、最後は3連発で計5本をたたき込んだ。

 トータル7分間、持ち味のフルスイングを続けたスラッガー。優勝を決める打球が右翼席に飛び込むと息を切らしながらも、充実の表情で帽子を取り左手を高々と突き上げた。

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