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龍谷大平安 まさかの3回戦敗退 原田監督「何とか全国に行かせてあげたかった」

 乙訓に破れ、あいさつする龍谷大平安・原田監督(右)
 延長10回を4失点完投で龍谷大平安を破った乙訓・北見
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 「高校野球京都大会・3回戦、乙訓9-4龍谷大平安」(17日、わかさスタジアム)

 京都の名門・龍谷大平安が乙訓との延長戦に敗れ、3回戦で姿を消した。同校が3回戦までに敗退するのは、斉藤和巳擁する南京都(現・京都廣学館)に2回戦で敗れた1995年以来、26年ぶり。名将・原田英彦監督は、泣き崩れるナインを見ながら「コロナで3年生はかわいそうな代だったんでね…何とか全国に行かせてあげたかった。悔しい。残念です」と言葉を絞り出した。

 序盤から両者一歩も譲らない展開が続いた。先手を打ったのは乙訓。龍谷大平安の先発・松岡の立ち上がりの乱れを見逃さず2点を先制。しかし、その裏に龍谷大平安の4番・吉田の左越え適時二塁打で1点を返すと、五回にも1点を追加し同点に追いついた。だが、六回から登板したエース・石田琉稀投手(3年)が七回、八回に長打を浴びて2失点。2-4とリードされたが、九回裏に再び追いつき延長戦へともつれこんだ。

 試合が決まったのは延長に突入した直後の十回だった。エース・石田が連打を浴びて無死一、二塁のピンチを招くと、そこから1年生の岩井、3年生の林、小西の3投手をつぎ込むも5失点。最後は、1人で投げ切った乙訓のエース・北見隆侑投手(3年)の前に反撃することができなかった。

 試合後、「自分以外は100%の力を出し切っていた。自分の弱さで平安をこんなところで負けさせてしまって…。本当に申し訳ないですし苦しいです」と号泣した石田。小学生の頃、センバツで優勝した平安を見て入学を決意した。最後の夏、憧れたユニホームを着て甲子園に出場することはできなかったが「平安に来て人間力が成長した。来てよかった。大学でも野球を続けて、気持ちで負けない強いピッチャーになりたい」と涙ながらに決意を語った。

 この日は、昨秋の決勝と同カードとなった強豪同士の対決を見ようと、スタンドに多くの高校野球ファンがつめかけた。「久しぶりにこれだけのお客さんの前で試合ができてありがたかった。もう少し粘っていいゲームにしたかったんですけど、それでも九回の粘りとかいいものを見せてくれたと思う」とナインを称えた指揮官。平安の夏が、いつもより少し早く終わった。

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