「ソフトバンク２－６楽天」（１３日、ペイペイドーム）

　楽天・先発の田中将大投手が今季ソフトバンク戦初先発し、７回４安打１失点で４勝目を挙げた。

　初回に柳田に先制弾を浴びたが、二回以降は安定した投球を見せた。ヒーローインタビューでは「全体的にそこそこボールを操ることができた。シーズン始まった当初よりも高いレベルに持ってこられている。うまく相手打者のバランスを崩すことができたかなと思う」と納得の表情を浮かべた。

　ここまでの登板試合は味方からの援護点が少なかったが、この日は二回に茂木の適時打で追いつくと、三回に鈴木大の２ランで勝ち越した。「最後まで自分の中ではしっかりとリズムに乗って投げられた手応えはなかった」という右腕だが、「味方の援護もあって投げられました」と感謝した。

　今後はオールスターに出場した後、東京五輪に向かう。「日程は詰まっていますけど、その一員として恥じないように皆さんの期待に応えられるように頑張ってきます」とファンにメッセージを送り、ヒーローインタビューを締めくくった。