明石商がコールド発進 プロ注目・福本「刺激受けた」オリックス来田先輩デビュー弾
「高校野球兵庫大会・2回戦、明石商8-0加古川東」(13日、高砂市野球場)
前回大会覇者で19年甲子園では春夏連続4強入りを果たした明石商が、7回コールド勝ちで初戦を突破した。
複数のNPB球団が視察する中、プロ注目の福本綺羅(ひかる)外野手(3年)が4打数2安打1打点と躍動。流し打ちで2安打を放つなど器用な打撃を見せ、持ち味を発揮した。
試合前に、一つ上の先輩にあたる同校OBのオリックス・来田涼斗外野手(18)がプロ初打席初球本塁打を放ったことを知り「刺激を受けた」と福本。この日は、昨年7月の代替大会1カ月前に来田から譲り受けたというバットで、マルチ安打を放った。
チームは11安打8得点を奪っての快勝。4回無死満塁から8番・谷村莉月捕手(2年)がバント安打を決めて走者を帰すなど、明石商らしい野球で得点を重ねた。狭間善徳監督は「勝ちたいという気持ちが見えてホッとした」と、初戦勝利に手応えを得た。
今春は県大会1回戦で神戸弘陵に0-10でコールド負けを喫し、ノーシードから頂点を目指す明石商。先輩の活躍と共に好スタートを切った勢いに乗り、聖地の切符をつかみ取る。




