「中日－ＤｅＮＡ」（９日、バンテリンドーム）

　ロッテからトレードで加入した、有吉が中日戦に移籍後初先発し、６回２／３を８安打２失点、３奪三振、無四球。勝ち越しを許して降板となった。ベンチに戻った際、三浦監督自ら有吉の元に足を運び、タッチを交わし、声をかけた。

　１－１の同点で迎えた七回、先頭の木下拓を２－１と追い込んだ後の、甘く入った変化球を捉えられ、勝ち越しのソロを浴びた。この回２死一塁としたところで降板となった。

　有吉は二回に先頭の福留に中前打、続く木下拓に左前打、高橋周平にも左前打で無死満塁のピンチを招いたが、阿部の中犠飛による１点にしのいだ。

　三回２死二塁のピンチに福留を空振り三振に仕留めると、四回から六回までは三者凡退に抑える好投。打線は六回に佐野の適時打で同点としていた。

　打者２７人に対し、ゴロアウト１１個。丁寧に低めに投げ込む投球を見せた。