楽天4連勝でストップ2位転落 好投マー君見殺し 打線が再三の好機生かせず

 8回、投手交代を告げ、ベンチへ引き揚げる石井監督(撮影・西岡正)
 8回、リクエストに失敗し、ベンチで厳しい表情を浮かべる石井監督(撮影・西岡正)
 5回、高浜を三振に打ち取ってピンチを脱し、雄たけびを上げる楽天・田中将(撮影・西岡正)
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 「楽天0-3日本ハム」(30日、楽天生命パーク宮城)

 楽天が今季5度目の完封負け。引き分けを挟んでの連勝が4でストップし、同率首位だったオリックスが勝ったため2位に後退した。

 先発田中将は7回3安打1失点、8奪三振の好投をしながら、味方の援護なく5敗目を喫した。

 田中将の唯一の失点は二回。先頭の王柏融に四球を与えると野村の右前打で一、三塁。ここで渡辺に右前適時打を浴びた。三回以降は六回まで無安打に抑える力投。七回は先頭の万波に二塁打を打たれたが、後続を断った。

 今季最多の3四球を与えたものの、今季最多タイとなる8奪三振をマークした。奪った三振は全て右打者からで、決め球となった外角へ逃げていくスライダーが有効だった。

 打線は日本ハム先発・立野の前に拙攻の連続。初回無死一、二塁から浅村が併殺。さらに2死満塁としながら、黒川が中飛に倒れた。二回2死三塁では小深田が空振り三振を喫し、三回2死二、三塁では黒川が再び中飛に打ち取られた。逆に八回、2番手・森原が野村に2点適時打を浴びた。

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