32年ぶりの屈辱 DeNAが巨人に10戦勝ちなし 三浦監督「悔しさはあります」

 3回、今永は丸に勝ち越し2ランを打たれる(撮影・佐藤厚)
 8回、腕組みして戦況を見つめる三浦監督(左)
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 「巨人4-2DeNA」(23日、富山市民球場アルペンスタジアム)

 DeNAは逆転負け。開幕から巨人に10戦勝ちなし、3引き分けを挟み7連敗となった。開幕から巨人に10戦勝ちなしは1989年の10連敗以来となる不名誉な記録に並んだ。

 試合後、DeNA・三浦大輔監督(47)は「悔しさはあります。僕だけじゃなく、選手も全員が思っている。今日負けたことは変わらないので、勝てるようにやっていくだけです」と厳しい表情で言葉を発した。

 初回1死から柴田が今季初本塁打となる1号ソロで先制。だが、二回にDeNA・先発の今永が岡本和、坂本の連続二塁打で同点に追いつかれた。三回には1死から松原に四球。2死一塁で丸に勝ち越し2ランを浴びた。その丸に六回にもソロを浴び、6回4失点で降板した。

 今永は降板後、「ストレートの精度は良かったですが、変化球を上手く打たれてしまいました。また、低くコースに投げ込むことができなかったです。6回の丸選手に許してしまった本塁打は、流れを与えてしまう得点となってしまいました」と球団広報を通じてコメントした。

 打線も初回の柴田のソロ以降快音がなかった。だが、六回に1死から佐野の安打、オースティン、宮崎の連続四球で1死満塁とするも牧が三ゴロに倒れ2死満塁。

 ここで山本に代え、代打楠本を送った三浦監督。原監督は先発の山口に代え大江を投入。それを見た指揮官は楠本に代え、この日スタメンから外れていたソトを代打の代打で送った。結果は三振に倒れ無得点。七回には無死満塁の絶好機も1得点に終わり、2点差で敗れた。

 指揮官は「(巨人に苦手意識は)ないです」ときっぱり。借金は今季最多タイとなる17になった。25日からは敵地・甲子園で首位の阪神との3連戦が待っている。交流戦後、5戦で1勝4敗だが、虎刈りで反撃ののろしを上げたい。

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