ロッテ・大嶺、4年ぶり白星「(ボールは)妻にあげたい」 2回無失点の好リリーフ
「DeNA7-11ロッテ」(4日、横浜スタジアム)
益田からウイニングボールを受け取ると、笑みがこぼれた。昨年8月に育成から支配下に復帰を果たしたロッテ・大嶺が、17年6月8日の中日以来4年ぶりの勝利投手となった。「本当にいろんな人に支えてもらえた。1軍に居続けられるように頑張りたい」と気持ちを込めた。
三回までに5点を奪っていたDeNA打線の流れを止め、勝利を呼びこんだ。同点四回からマウンドへ。最速149キロの直球を武器に2回を2安打無失点。五回1死からはソトの打球が左ふくらはぎを直撃。一度はベンチへ下がったが、テーピングを巻いて投げ続けた。
右肘を手術した19年に第1子が誕生。まだまだ投げ続けなければならない理由がある。「(ボールは)妻にあげたい」と家族への思いをにじませた。