元広島・小窪 火の国サラマンダーズに入団決定 5日に入団会見
独立リーグの九州アジアリーグ加盟の「火の国サラマンダーズ」(熊本)は3日、昨季限りで広島を退団した小窪哲也内野手(36)と入団に基本合意したと発表した。
小窪は昨年11月に広島からの指導者打診を断り、自由契約の道を選択。広島市内でのトレーニングと並行し、元広島コーチの永田利則氏が監督を務めるMSH医療専門学校野球部の練習に参加し、獲得オファーを待っていた。
NPBへの復帰を考えていたところで、火の国から打診があった。複数のチームから獲得の意向を示されたものの、最初に声をかけてくれた同チームへの入団を決めた。前日3日に松田オーナーや鈴木球団本部長にあいさつ。この日は、午後から呉二河球場であったMSHの練習に最後の参加し、関係者などにこれまでの感謝の思いを伝えた。
広島で13年を過ごした。16年には選手会長としてチームをまとめ、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。20年に球団から指導者への話があったものの「まだやりたい気持ちが強く、可能性が1%でもあるなら挑戦してみたい」と現役続行を決断していた。
火の国は、熊本県内初のプロ野球チーム。初代監督は、西武やソフトバンクで活躍した細川亨氏が務めている。
小窪は単身で熊本へ。あす5日に入団会見に臨み、6日の大分戦(リブワーク藤崎台)からベンチ入りする予定。