巨人ピンチ?梶谷が離脱も…左太もも裏の違和感で途中交代 虎と4・5差で交流戦へ
「中日4-1巨人」(23日、バンテリンドーム)
巨人は交流戦を前に危機的状況だ。三回、右翼線に上がった飛球を追いかけた右翼・梶谷と二塁・吉川が交錯。梶谷は捕球したが、しばらく立ち上がることができず、「左太もも裏の違和感」でベンチへ退いた。
三回1死二塁の場面だった。ビシエドの飛球を両者懸命に追った結果、梶谷が負傷。病院には行っていないが、原監督は「明日になってみないと分からない」と説明。帰京後に診察を受けるという。
チームは坂本、菅野をケガで欠くという状態で、打率・305、10盗塁と打線をけん引してきたFA戦士まで離脱となれば大きな痛手だ。指揮官は「今年はずっとそういう状態できているから、何とかワンチーム、全員の力を使ってというところですね」と必死に前を向いた。
先発の今村は1回0/3、3失点でノックアウト。原監督は「最善策ですね」と早い段階で今村を見切っての反撃策に転じ、三回に1点を返すも以降は打線が沈黙。連勝はならず阪神とのゲーム差は4・5に広がり、試合後に左腕の2軍降格が決まった。
25日から交流戦が始まる。「まだ総評する段階ではない。しっかり戦います」。この苦境をチーム一丸で乗り越えていく。