DeNA三浦監督「監督の責任、申し訳ない」 今季最多の借金17、自らを責める

10失点で大敗し、引き揚げる三浦監督(撮影・伊藤笙子)
8回の攻撃中、腕組みをしながらグラウンドを見つめる三浦監督(右)と青山ヘッドコーチ(撮影・伊藤笙子)
5回、村上に本塁打を打たれ、降板となった今永(右)=撮影・伊藤笙子
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 「ヤクルト10-5DeNA」(23日、神宮球場)

 DeNAが大敗し、連敗で今季最多の借金17となった。首位の阪神は試合がなく、ゲーム差が16・5ゲームに開き、こちらも今季最大のゲーム差となってしまった。DeNA・三浦大輔監督(47)は「選手たちは毎日一生懸命やってくれている。力を発揮させてやることができず、監督の責任、申し訳ない」と自らを責めた。

 DeNAの先発マウンドは、281日ぶりに1軍のマウンドに帰ってきた今永。だが初回から打者9人の猛攻を受け、3失点。初回に1点の援護を受けたが、すぐに逆転された。二回は最速146キロの直球を見せるなど三者凡退に抑えた。だが、三回1死からオスナに弾丸ライナーで左翼席に2号ソロを浴び、驚きを隠せず。五回には山田の適時打、村上の特大13号ソロでKOされ、指揮官は「立ち上がり緊張感がある中、出はなをくじかれたかな」と評した。

 今永は「初回先制してもらい、いい流れでマウンドに上がれましたが良い球と悪い球がはっきりしていて、甘く入った球を打たれて、ランナーを出してからも、粘ることが出来ず、逆転を許す投球になってしまいました。次回登板では先発として、しっかりとゲームメークできるようにしたいと思います」と悔しさを見せながら振り返った。

 打線は初回に1死一、二塁からオースティンの中前打で中堅の塩見がボールをはじき、二走の大和が生還し先制した。だが、その後は好機を作るも打線がつながらず。だが九回に粘りを見せた。2死満塁から佐野が右翼線に2点適時二塁打を放った。佐野の適時打は4月29日の広島戦(マツダ)以来。なおも2死二、三塁から代打の山下にも適時打が出たが、最後は知野が中飛に倒れゲームセット。

 交流戦前、最後の試合を白星で飾れず、三浦監督は「仕切り直しではないですけど、野手も投手も、みんなでもっと思い切って責めて、チームとしてやっていきたいと思います」と交流戦での巻き返しを誓った。

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