国学院大 20季ぶり2度目の優勝!川村&山本の二人で打撃3部門トップ独占

 「東都大学野球、国学院大4-2中大」(14日、神宮球場)

 国学院大が接戦を制し、2010年秋以来20季ぶり2度目の優勝を決めた。1-2の八回に押し出し四球と2つの犠飛で逆転。全日本大学選手権(6月7日開幕・神宮など)へ初出場する。駒大は大勝し、1部残留。敗れた東洋大は1、2部入れ替え戦に回る。

 試合が終わってベンチ前に整列すると、鳥山泰孝監督(45)の目には自然と涙が伝う。「泣かないと思っていたんですけど、我慢できませんでした」。自身が就任直後に創部初のリーグ制覇を成し遂げてから11年。コロナ禍で胴上げは自粛したが、思いはあふれた。

 前回の優勝以降、あと一歩のところで何度も頂点を逃してきた。2位だったシーズンはその間、3季連続を含めて5度。苦杯をなめてきた中、最終週前に8勝2敗で並んだ中大との天王山を連勝で制した。

 チームに足りなかった破壊力が備わった。初回に先制ソロを放つなど打率・417で首位打者に輝いた川村啓真外野手(4年・日本文理)と5本塁打、17打点の山本ダンテ武蔵外野手(4年・大阪桐蔭)の二人で打撃3部門のトップを独占。強力打線が引っ張った。

 「高校生が『国学院大に行って俺もああいうバッターになりたい』みたいな、そういう選手を輩出しなくちゃいけない」。指揮官が目指してきたスラッガー育成が結実し、2度目の歓喜が訪れた。

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