「巨人７－５ヤクルト」（９日、東京ドーム）

　ヤクルト・清水のプロ初勝利が幻となった。１点リードの九回、巨人・岡本和の逆転サヨナラ３ラン本塁打が飛び出しチームは敗れた。

　清水は２点ビハインドの六回に登板。わずか７球で三者凡退に抑える好投を披露。チームは七回に４点を挙げて逆転。１死満塁から巨人・スモークの悪送球で１点差とし、サンタナが同点適時打。さらに西浦への押し出し死球で勝ち越し。清水に勝利投手の権利が発生していた。

　清水は帝京高、国学院大を経て２０１８年ドラフト１位でヤクルト入り。２年目の昨季は開幕１軍を果たし、リーグトップタイの３０ホールドの成績で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。史上初めてプロ未勝利で個人タイトルを受賞した選手となっていた。