「イースタン、楽天１－７ロッテ」（８日、森林どりスタジアム泉）

　ロッテの佐々木朗希投手（１９）がイースタン・楽天戦でファーム５度目の先発。プロ最多８５球を投げ、６回５安打１失点でプロ初勝利を挙げた。プロ入り後最速となる１５６キロをマークした。

　勝利の瞬間、ベンチに座っていた佐々木朗は手を軽くたたいた。笑顔でチームメートをエアタッチで出迎えると「勝ち投手というよりは、先発として仕事ができたことがよかったと思います。今日は相手がストレートを狙ってきていると思われる中で、ファウルにしていいカウントを取れたりとストレートで勝負して抑えることができたことがよかったと思います」とコメントした。

　これまで通り、立ち上がりから快速球をテンポよく投げ込んだ。四回は直球で横尾、渡辺佳を遊ゴロ、堀内を右飛に仕留め三者凡退。五回１死から岩見への４球目に最速１５６キロをマークした。１死一塁から水上に投じた１５１キロ直球が左肩を直撃し、倒れ込む姿にマウンド上で神妙な表情を浮かべたが、一、二塁で再開後、気持ちを立て直して続く和田をフォークで空振り三振。吉持を１５０キロ直球で中飛に抑え、無失点。初勝利の権利を手にした。六回は２死一、二塁から代打の下水流を一邪直に抑え、無失点で締めた。