桐光学園・中嶋1失点完投、センバツ王者を抑えた経験が自信
「春季高校野球神奈川大会・準決勝、桐光学園8-1横浜」(3日、横浜スタジアム)
桐光学園が横浜を八回コールドで破り、関東大会(15日開幕・山梨)の出場権をつかんだ。エースで最速146キロ右腕の中嶋太一投手(3年)が1失点完投。「真っすぐが持ち味です」と強気の投球で名門を封じた。
春の快投で自信がついた。今春に全国制覇した東海大相模とセンバツ開幕前の練習試合で5回無失点。その相手が全国の頂点に立ったことで、「自分たちでも手が届く」と日本一のイメージも湧いてきた。
4日の決勝は、全国制覇して神奈川へ凱旋した強豪との再戦となる。「(夏までに150キロは)いくと思います」と高らかと宣言する直球を武器に、真っ向勝負で挑む構えだ。強気の右腕が2019年春から県内公式戦40連勝中の王者を止めてみせる。