西武の20歳右腕・上間永遠がプロ初勝利 ウイニングボールは「お母さんにあげたい」
「西武3-1ロッテ」(27日、メットライフドーム)
西武先発の上間永遠(うえま・とわ)投手(20)がプロ初勝利を飾った。力のある直球に多彩な変化球を投げ分けて、5回5安打1失点の好投。リリーフ陣も無失点に抑え、チームの引き分けを挟んでの連敗を6で止めた。
「すごくうれしいです」と感想を述べた。
上間は一、二回は走者を出しながら無失点。三回に田村に詰まりながら左翼線に落とす二塁打を打たれ、荻野の左前適時打で先制の1点を失った。四回、五回は三者凡退に抑えた。
「まずは0点という所を目指して、失点しても最少失点で切り抜けると思ってマウンドに立ちました。気持ちで負けないでということを思って投げました」という言葉通り、度胸満点の投球だった。
打線も上間を援護。ロッテ先発・石川から四回、源田、スパンジェンバーグの連打から1死二、三塁の好機を作り、中村の左前2点適時打で逆転。五回も呉、金子の安打で1死一、三塁とし、源田の二ゴロの間に加点した。
上間は柳ヶ浦高から四国ILplus・徳島で1年間プレーし、19年ドラフト7位で西武入りした。昨季は1軍登板はなし。今年4月8日の楽天戦でプロ初先発し、六回途中4失点で敗戦投手となった。この日はプロ3試合目の先発だった。
ウイニングボールについては「お母さんにあげようと思います」とお立ち台で答えた。