オリックス 3年ぶりの貯金失敗…七回に反撃もあと一本出ず

 「楽天4-2オリックス」(2日、楽天生命パーク宮城)

 貯金1の壁は厚かった。オリックスは勝率5割で迎えた一戦。勝てば2018年7月21日以来、986日ぶりの貯金1となるはずだったが…。

 3点を追う七回、先頭・吉田正が二塁打で反撃のノロシをあげると、モヤは右中間二塁打で1点をかえす。ここで中嶋監督は勝負に出た。杉本に代打・小田。2点差だが、犠打を選択し、1死三塁。さらにT-岡田に代打・ジョーンズの勝負手を繰り出し的中。右前打で1点差に迫った。が、後が続かない。伏見は投ゴロ併殺打。八回は2死一、二塁とするも、吉田正は遊飛に倒れ、バットをたたきつけた。

 悔やまれるのは六回無死二塁の守備。二塁走者が飛び出すが、捕手・伏見のけん制悪送球で三進を許し、スクイズで追加点を奪われた。中嶋監督は「攻めた上でのミス」と責めることはなかった。

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