「楽天－オリックス」（２日、楽天生命パーク宮城）

　開幕投手を務めた楽天・涌井秀章投手（３４）が今季２度目の登板に臨み、７回５安打９奪三振２失点と好投。勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

　序盤は圧巻のピッチングを見せた。三回までで７つの三振を奪い、その内５つは直球を決め球にしたもの。ストレートのキレの良さが際立った。

　中盤も無失点ピッチングで相手を寄せ付けなかった。しかし、球数が１００球に迫った七回に吉田正とモヤの２者連続二塁打で１点を献上。その後、１死三塁で代打・ジョーンズに右前適時打を浴び、１点差に迫られたものの、続く伏見を投ゴロ併殺打に仕留め、２勝目の権利を持ったまま、八回に２番手・酒居にバトンを渡した。