高知 抜群投手力で4年ぶりV 森木 圧巻の自己最速152キロ 明徳にリベンジだ

 3回を無失点に抑えた森木
 2回2/3を無失点の高橋克
 3回1/3を無失点と好投した杉村
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 「春季高校野球高知大会・決勝、高知6-0高知中央」(31日、高知市営球場)

 決勝が行われ、高知が高知中央を完封リレーで撃破し、4年ぶり22回目の優勝を決めた。今秋のドラフト上位候補の森木大智投手(3年)は七回から登板し、3回を無失点。自己最速を更新する152キロを記録するなど、圧巻の投球を見せた。11日にはセンバツに出場した明徳義塾とのチャレンジマッチ(順位決定戦)に挑む。

 超高校級の森木に加えて、今大会エースナンバーを背負った杉村優妃投手(3年)と、左腕の高橋克弥投手(3年)の3投手が完封リレーを完成。全4試合を無失点に抑える、抜群の投手力で春の高知県を制した。

 先発した杉村が初回から飛ばして3回1/3を2安打無失点。この冬で直球のスピードが大幅にアップし、練習では最速147キロを出すこともあったという。

 4点差の四回1死二、三塁のピンチからマウンドを継いだのは高橋克。5番、6番を連続三振に斬って取り、反撃の芽を摘んだ。

 3番手で森木が登場。「杉村と高橋がすごくいい流れを作ってくれて、自分もその流れに乗っていけた」と、七回を全球直球で押し切ると、八回2死に1番打者を打ち取った球が152キロを記録。圧巻の投球を披露した。

 今大会、左足首の負傷の影響もあり、森木はブルペン待機。浜口佳久監督(45)は「失点がなかったということはすごく評価できる。ピッチャー陣がしっかり頑張れた」と、森木以外の2人にも合格点を与えた。投手陣の底上げは、チームとして大きな収穫だ。

 11日には明徳義塾を相手に、四国大会へ向けた順位決定戦が行われる。秋の県大会決勝では再試合の末に敗れた県内最大のライバル。主将の吉岡七斗捕手(3年)は「攻撃も守備も攻めていきたい」と勝利を誓う。最後の夏につながる大事な春、まずは結果を残した。次は秋のリベンジを果たす。

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