広島新庄 連勝46でストップ 宇多村督監「さすが智弁さん」

 「選抜高校野球・2回戦、智弁学園5-2広島新庄」(27日、甲子園球場)

 2回戦3試合が行われ、広島新庄は智弁学園に2-5で敗れ、創部初となるベスト8進出はならなかった。また、昨夏から続いた練習試合を含めた連勝が46で止まった。宇多村聡監督(34)は夏の甲子園出場に向けて得点力アップを図り、打力強化を目指していくことを誓った。 

 創部初となるベスト8進出はならなかった。宇多村聡監督は「まだまだ勝つには甘いと感じた。さすが智弁さんだなと思いました」と脱帽した。

 二回、2死二塁から平田龍輝外野手(3年)の左前適時打で先制点を挙げたが、三回に先発の花田侑樹投手(3年)が3連打を浴びるなど3失点を喫し、逆転を許した。四回からは秋山恭平投手(3年)が登板するも追加点を奪われ、さらにリードを広げられた。

 ロースコアの展開に持ち込むことができず、27アウト中ゴロアウトは18個。智弁学園の小畠一心投手(3年)の140キロ超えの直球に詰まらされるケースが多く、打ち崩すことができなかった。

 課題は明白だ。この日は6安打を放つも、全てが単打だった。1回戦を含め、計21イングでわずか3得点。さらなる打力向上が夏のミッションだ。指揮官は「どんな投手でも打ち返せる打撃力をつけないといけない」と得点力アップを誓った。

 先発した花田は「体の大きさが違った。体作りをしてスピードとキレを上げてチームを勝ちに導きたい」。左腕の秋山は「また夏に帰ってきたい」とリベンジを口にした。

 練習試合を含めた連勝は46でストップした。宇多村監督は「素晴らしい場所での1敗となった。夏にもう一度戻ってこられるようにしたい」と前を向いた。新庄伝統の守り勝つ野球をモットーにしながら打力強化を推し進め、春の経験を糧に16年以来となる夏の聖地に再び舞い戻る。

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