明豊が決勝進出へ速球対策 市和歌山・小園に続き、中京大中京・畔柳も攻略狙う
「選抜高校野球」(甲子園球場)
休養日となった30日、準決勝に駒を進めた明豊は兵庫・西宮市内のグラウンドで約3時間調整した。
フリー打撃ではマウンドから2メートルほど近づいて振り込み、決勝進出を懸けて激突する中京大中京・畔柳対策を徹底。川崎絢平監督は「体感的には140キロ台後半ぐらい。畔柳君は真っすぐに力があり、速いと思ってしまうとすべてが狂う」とナインに目を慣れさせた。
2回戦では同じく大会屈指の右腕・小園擁する市和歌山を破っている。智弁学園との準々決勝で先頭打者アーチを放った主将の幸修也内野手(3年)は「小園投手との対戦前も同じ感じでやった。できる対策はしっかりやったので、あとは成果を出すだけ」と気合十分。好投手撃破の再現で、チーム初となる決勝進出を狙う。