仙台育英・須江監督「頂点まで駆け上がる」初の優勝を目指してエース温存成功

 「選抜高校野球・2回戦、仙台育英13-5神戸国際大付」(25日、甲子園)

 仙台育英が14安打で13点を奪う猛攻で春夏通算50勝目を手にした。

 先発した松田隆之介投手(3年)が6回を3安打に抑えて1失点。8三振を奪う好投を見せた。新型コロナウイルス感染拡大による休部期間中、自宅では父・尚之さん(46)とのキャッチボール。高校入学以降なかなか一緒にできなかったというが、久々に実現した親子の時間で「リラックスできるし、自分の成長をわかってもらえる」と、野球の出来ない不安の中で、心と体を整えた。

 松田の力投で、初戦に先発した古川翼投手(2年)と、エースの伊藤樹投手(3年)を温存することに成功。須江航監督(37)は「頂点まで駆け上がる。ここで古川と伊藤以外のピッチャーで勝ち上がることが重要だと思っていた」と、センバツ春夏通じて初の優勝へ力強く語った。

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