オリックスの能見篤史投手兼任コーチは２６日、大阪市此花区のオセアンバファローズスタジアム舞洲で自主トレ。ランニング、遠投のあと、ブルペンで捕手を座らせて６１球を投げた。

　偶然にも竹安大知投手、金田和之投手と元阪神の３投手が同時に投球。４１歳の左腕はセットポジションから短い間隔でどんどん投げていった。

　「ある程度仕上げてくるのを目標に沖縄で自主トレしてきた。順調といえば順調だと思う」

　阪神から移籍１年目。初めてのパ・リーグでのプレーとなる。

　「セとパでは野球の質も違う。スイングの力強い選手もかなりいる。どう対応するのか、が課題。配球もセとは違うと思うので自分のボールと相談しながら勝負できるものを探していかないといけない」

　兼任投手コーチとしての役割も期待されている。

　「一緒に成長していければ。いろんな話をしていきたい。能力持った選手が多いのでいい成績を残してほしい。うまく手助けできればいい。チームとして成長していければ。みんなでいい方向に向かえればいい」

　すでに自主トレ中に選手から質問攻めにあったという。

　「斎藤くん、神戸くん、ちょこちょこ疑問に思ったことを話してくれている。僕の経験は話させてもらった。今後は僕の方がいろんな選手と話そうと思っています」

　キャンプイン後はコミュニケーションを取りながらチームに溶け込む考えを明かした。

　今季に向けて。

　「まずは戦力にならないといけない。体が丈夫なので、使い勝手というか、うまく回れればいい。キャンプでは先発するつもりで球数はしっかり投げようかなと思っています」

　まずは大きな目標は掲げず戦力になることを目指していく。