ドラフト候補左腕の横浜・金井、OBの楽天・涌井らの姿に「意識も変えていかないと」

 今秋ドラフト候補で最速148キロ左腕の横浜・金井慎之介投手(2年)が6日、横浜市内の同校グラウンドで年明け初の全体練習に臨んだ。昨秋の神奈川大会での東海大相模戦ではわずか6球で降板するなど左肘のじん帯を痛めていたが、現在はブルペンでの立ち投げをするまで回復。「世代を代表するような選手として名前が出てくるように」と力を込めた。

 偉大なOBたちを目の当たりにし、高卒プロ入りの目標へ気持ちを高めた。昨年末には村田浩明監督と同期の楽天・涌井ら現役プロ選手が自主トレのため母校を訪問。「見ていても近寄りがたいというか、そういった雰囲気があったので。意識も変えていかないといけない」と黙々と調整する姿を目に焼き付けた。

 昨年12月中旬までの約3カ月のノースロー期間で下半身を鍛え、リリースが安定してきた。「ケガをしたことでより変わった自分をまた春から見せられたらなと。ある意味楽しみ」と気合十分。指揮官も「“怪物”じゃないですけど、すごい形で戻せたらな」と期待を懸ける左腕が飛躍を目指す。

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