西武・松井2軍監督 “2世”期待の川野にユーモア、今は「松井5世にしておいて…」

 プロ野球・西武の松井稼頭央2軍監督が今シーズンをこのほど、振り返り、29日に球団を通じてコメントした。「ファームでの経験も大事ですが、一軍はどういうところなのか、雰囲気、緊張感、自分は通用するのかというのを肌で感じるということは、ファームに戻って来たときに、もう一回一軍に上がりたいという競争意識が出てきます」とした。

 “松井二世”の呼び声が高い川野涼多内野手について「守備に関しては、ぼくより全然上手いし、1年目ということを考えても本当にいいものを見せてくれた」と評価。「まだまだ松井5世にしておいて、4、3、2、1といずれは、ぼくを越していくというね。楽しみですよ!」とユーモアを交えて期待した。

 今年7月に完成したCAR3219(カーミニーク)フィールドについては、「球数も出るし、選手の交代であったり、とてもやりやすい環境にしてもらいました。初ホームランを放った選手など、彼らにとってもいい思い出になったと思います」と感慨深げ。また、ベンチやバックスペースについても「冷房もあるし、そういう面で選手の体調のことも考えると本当に、二軍でもいい環境にしていただいて感謝しています」とした。

 新型コロナウイルスの影響を強く受けた今季を踏まえ、「今年は異例のシーズンということで野球ができないんじゃないかと不安のなかで始まりましたが、たくさんの方に野球する環境を整えていただいたことは野球人として本当に感謝しています。その中でシーズン後半には、ファンの方も球場にきて応援していただいて、本当に選手たちの力になったと思います。CAR3219フィールドで若い選手たちが声援を受けながらプレーできる日を楽しみにしておりますのでその時には熱い声援よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

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