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楽天・久保裕也 野球人生を変えた恩人・木村拓也氏の存在【NPB】

 今年も多くのプロ野球選手たちがユニホームを脱いだ。移籍先など次の進路が決まった選手がいる一方で、未定の選手は例年以上に多い。第2の人生を歩み始める選手たちの思いを伝える。

  ◇  ◇

 亡き恩人に思いをはせ、涙があふれた。11月7日の引退会見。楽天・久保裕也投手(40)は40歳まで現役を続けられた要因に「木村拓也さんが亡くなったこと…そこから僕の気持ちが大きく変わった」と、巨人コーチ時代の2010年に、くも膜下出血で急逝した木村拓也氏の存在を挙げた。

 「浮き沈みの激しい野球人生だった」と振り返る久保。巨人入団1年目の03年から先発、中継ぎとして活躍。だが「プロに入った時は練習が嫌いで、甘さがあった」と成績は年々下降していった。

 07年からの3年間は「失ったものを取り戻すのに時間が掛かった。本当に苦しかった」という。そんな時に「(ユーティリティーで)何でもできることの強みを教えてくれた」のが木村氏だった。

 その後も故障や手術、そして3度の戦力外通告を経験するなど苦難が続く。それでも19年には通算500試合登板を達成。恩人の言葉を胸に「どん底を味わってもはい上がることができた」と走り続けた18年間だった。

 新型コロナ禍で果たせていない思いがある。胸を張ってやりきったと言える日まで我慢していた木村氏の墓参りだ。「タクさんのおかげでやりきることができたよ、と報告するつもりです」。今オフ、楽天の2軍投手コーチに就任した久保。在りし日の恩人と同じく、今度は自らが迷える後輩の道しるべとなっていく。

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