新庄氏 ガッツポーズを謝罪「何をしてしまったんだと…」後輩たちへ配慮にじむ

トライアウトを終え、満足そうに球場を後にする新庄剛志=神宮(撮影・金田祐二)
トライアウトが終わり笑顔でベンチに戻る新庄剛志=神宮(撮影・金田祐二)
安打を放つ新庄剛志氏=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 プロ野球12球団合同トライアウトが7日午前から行われ、56人が参加した。

 阪神や日本ハム、大リーグでプレーし、06年に引退した新庄剛志氏(48)も参戦。日本ハムの背番号1のユニホーム、赤いリストバンドに身を包んで登場した。

 シート打撃では4打席に立ち、3打数1安打1打点1四球。4打席目に勝負強さを発揮し、元ヤクルト・ジュリアスの変化球を捉えて左前適時打を放った。思わず、塁上でガッツポーズを作ったことを自ら触れ、「素晴らしかったね、きょうの選手。申し訳なかったのはタイムリーを打った後に手を挙げてしまった。ピッチャーの方に申し訳ないなと。何をしてしまったんだという気持ちになった」と真剣に謝罪した。

 現役時代は結果だけでなく、マスクをかぶるなどパフォーマンスでも注目を集めた。引退後もタレントとして活動し、バラエティー番組にも多数出演。この日のトライアウトに向けても一時は派手な特注ユニホームなどを用意していたが、ふたを開けてみれば真剣に白球を追う新庄氏の姿があった。

 再起の道を目指す後輩への配慮がにじみ、指導したり、キャッチボール相手の元オリックス・白崎にはバットをプレゼントしたりする姿もあった。「めちゃくちゃみんないいやつ。初めて会うんだけど友達のようにしゃべってくれて気が楽になった」と感謝。日本ハムの背番号1のユニホームの着心地を聞かれると、「今、付けている子に悪いでしょう」とコメントを避けた。

 髪の毛の色も控え目にし、「おとなしめにいこうというか自分自身がしっかりとした野球をする姿を見せたいと思ったら自然にこうなった。野球やっている、という気持ちになれたね。この1年間の自分に勝てた気がする」と振り返った。

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