早大・小宮山監督万感 涙のVインタビュー「いままで人生の中で一番感動しました」

優勝を決め、歓喜する早大ナイン
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 「東京六大学野球、早大3-2慶大」(8日、神宮球場)

 早大が15年秋以来となる10季ぶり46度目の優勝を飾った。1-2の九回2死一塁から蛭間拓哉外野手(2年・浦和学院)が初球を捉え、バックスクリーンへの逆転2ラン。土壇場で試合をひっくり返すと、八回途中から救援した楽天1位指名の早川隆久投手(4年・木更津総合)が試合を締めた。

 試合後の優勝インタビューで小宮山悟監督は、「長いこと野球で飯を食っていた身としては、いろんな試合を見てきて。もちろん自分が日本一になったときの2005年のシーズンとかをいろいろ考えていましたけど、きょうの試合がいままで人生の中で一番感動しました。素晴らしかった」と劇勝を果たしたナインをたたえた。

 1960年の「早慶6連戦」を戦った功績から今年1月に野球殿堂入りを果たした石井連蔵元監督について話が及ぶと、たまらず涙をこぼした。「石井さんの墓前にいい報告ができるので、ほっとしています」。就任2年目での栄冠をかみしめた。

 ゲームセットをマウンド上で迎えた早川は「監督さんから2週間前からずっと最後は行くぞという風に言ってくれたので。自分も準備できたので、そういう面では、起用してくれた監督さんには感謝しています」と指揮官への思いを口にした。

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