ロッテ・藤原 CS王手弾!強烈ライナー右翼席へ 攻守で逆転導いた
「ロッテ4-3オリックス」(7日、ZOZOマリンスタジアム)
ナインの思いを乗せた強烈なライナーが右翼席に消えた。CS進出に“王手”をかける逆転アーチ。2年目のロッテ・藤原は「完璧に捉えた打球。『いってくれ』と思い走りました」と笑顔をはじけさせた。
持ち味の積極性を出した。2打席連続の空振り三振を喫し、迎えた1点を追う四回2死一、二塁の場面。「来た球を打ってやろう」と榊原の初球のフォークをすくい上げるように捉え、3号3ランとなった。
気迫のプレーでチームに流れを呼び込んだ。四回の守備で若月の中堅の打球を追いかけ、フェンスに激突しながらキャッチ。「フェンスに突撃してでも捕ってやろうと思った」。その裏の逆転劇へとつなげる好守を満足そうに振り返った。
井口監督は「若い選手が、チームを引っ張ってくれている」と目を細めた。チームは単独2位に浮上。8日の西武との直接対決で勝てば、2位が確定しCS進出が決まる。若武者は「貢献できるように全力でプレーします」と初々しく誓った。