巨人2連覇!試合途中に決定 コロナ禍異例のシーズン、原監督を中心に総合力で圧倒

 優勝が決定しベンチでバンザイする原監督(中央手前)=撮影・開出牧
 10回、ヤクルトの攻撃が終わり、歓声に応える原監督(撮影・堀内翔)
優勝の歓喜の輪の中で胴上げされる巨人・原辰徳監督=東京ドーム(撮影・開出牧)
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 「巨人-ヤクルト」(30日、東京ドーム)

 巨人が2年連続38度目(1リーグ時代を含めて47度目)のリーグ優勝を決めた。

 優勝マジック1として迎えた一戦。三回に岡本が28号2ラン。先発今村は6回4安打2失点と試合を作った。試合は同点で延長にもつれ込んだ。すでにマジック対象の中日が大敗。続いて阪神は引き分け。巨人の優勝条件は「引き分け以上」となり、十回表、ビエイラが無失点に抑えた瞬間に優勝が決まった。

 まだ裏の攻撃を残していたが、場内に「優勝が決定しました」のアナウンスが流れた。原監督、そしてナインはハイタッチを交わし、いったんベンチ前に出てファンに頭を下げた。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、不規則な過密日程となった異例のシーズン。1~3軍までの現場、積極的なトレードを敢行したフロントも一丸となり、総合力で頂点まで駆け上がった。

 先発陣は開幕から13連勝のプロ野球記録を打ち立てたエース菅野を中心に、高卒2年目の戸郷が台頭。リリーフ陣は中川、デラロサ、楽天から加入した高梨も数々のピンチを救った。フル回転した鍵谷、大江も欠かせない戦力となった。

 野手陣は4番の岡本が奮闘し、中島や亀井、途中入団のウィーラーも献身的なプレーで貢献。「育成の巨人」を象徴する増田大、松原も戦力として機能した。序盤は不振に苦しんだ坂本と丸が本来の力を発揮すると、他球団とのゲーム差は一気に広がった。

 原監督のマネジメント能力も際立った。8月6日の阪神戦、11点ビハインドの場面で野手の増田大を登板させた。過密日程を考え、中継ぎの酷使を避けるためにシーズン前から練っていた起用法。波紋を呼んだが「ジャイアンツの野球ではやっていけねえんだとか、そんな小さなことじゃないんだよ。俺たちの役割は」と一蹴し、頂点だけを見据えた。

 ただ、ここがゴールではない。昨季の日本シリーズではソフトバンクに屈辱の4連敗を喫し、原監督は「2020年のジャイアンツは、目標はさらに高いものがある」と語ってきた。リーグ優勝を通過点に、8年ぶりの日本一を目指していく。

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