小園完封で市和歌山センバツ確実に 「命懸けて」智弁和歌山倒した

 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、市和歌山2-0智弁和歌山」(25日、わかさスタジアム)

 市和歌山が智弁和歌山との“和歌山ダービー”を制して4強入りを決め、2年ぶりのセンバツ出場に当確ランプをともした。先発した来秋ドラフト候補、最速152キロ右腕・小園健太投手(2年)は4安打完封の快投。「大げさに聞こえるかもしれないですが、この試合は命を懸けて勝ちにいくつもりだった。今までで一番いい投球ができました」と誇らしげな表情を見せた。

 初回からテーマにしていたという内角の直球を軸に、得意のカットボールとツーシームを織り交ぜて凡打を量産。走者を背負う場面でも「コースに投げ分けるのは得意なので」と攻める姿勢を崩さず、連打を許さなかった。

 これで智弁和歌山との直接対決は新チーム結成後3勝0敗。避けては通れない宿敵を倒し、甲子園をたぐり寄せた。準決勝の相手は、撃破したライバルの姉妹校で強豪の智弁学園。厳しい戦いが続くが「優勝して甲子園に行く」と力を込めた右腕。この日の勢いそのままに、まずは近畿の頂点を奪いにいく。

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