智弁和歌山・中西、7回10Kでコールド勝ち 次戦は宿敵・市和歌山
「高校野球秋季近畿大会・1回戦、智弁和歌山8-1東海大仰星」(19日、わかさスタジアム)
智弁和歌山(和歌山3位)が東海大仰星(大阪2位)を投打で圧倒し、7回コールドで準々決勝進出を決めた。先発したエース・中西聖輝投手(2年)が、7回を4安打1失点(自責点0)10奪三振と好投。センバツ当確へ王手をかけた。
初回を三者凡退に封じる最高の立ち上がりを見せると、二回にも2三振、三回には圧巻の3者連続空振り三振を披露。七回こそ、1死一、二塁から味方の失策で1点を失ったが、それ以外は三塁すら踏ませなかった。
だが、中西は「四球やデットボールが出てしまう試合だったので、そういう点では納得いかない部分が多かった。強いて言うなら、ランナーがたまったところで不細工ですけど0点に抑えられたのはよかったです」と自身を厳しく評価し、課題を見いだした。
次勝てばセンバツが当確するが、次戦の相手は好投手・小園を擁する市和歌山。「2回負けてるので、3度目はないという気持ちでいる。すごく大事な試合になると思います」と気を引き締めた右腕。宿敵対決を制し、センバツ出場をつかみとる。




