巨人痛恨 継投裏目でドロー デラロサ降板、大江四球、田中豊押し出し M7のまま

9回、降板する巨人・デラロサ=神宮(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト1-1巨人」(20日、神宮球場)

 巨人が逃げ切りに失敗。引き分けに終わり、2位中日も勝利したためマジックは7のまま変わらなかった。

 1-0で迎えた九回だった。守護神デラロサは先頭の中村に四球を与え、犠打で二進後に西浦の右前打で1死一、三塁のピンチを招いた。続く広岡から三振を奪い、2死としたところで原監督が動いた。

 左の青木を迎え、左の大江を投入。だが、これが裏目に出た。大江は3ボール1ストライクから四球を与えて満塁。今度は田中豊にスイッチすると山田哲に1球もストライクが入らず、ストレートの四球を与えて同点とされた。続く村上の痛烈な一打は一塁正面。なんとか逆転サヨナラ負けは免れた。

 新人王を狙う先発・戸郷は三振も取れば四球も与える荒れ気味な投球。6回134球を投げて被安打3。6四球を与えながら9三振も奪い無失点。六回に坂本の適時打で1点を奪取。戸郷には新人王を争うライバルの広島・森下に1差を付ける9勝目の権利が発生していたが、最終回で消滅した。

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